電子薬歴には、「クラウド型」と「レセコン一体型」の2種類のタイプが存在します。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、実は近年、両者の“いいとこどり”といえる「ハイブリッド型」の電子薬歴も登場しており、注目を集めています。
このページでは、そんなハイブリッド型の電子薬歴として調剤薬局の業務を効率化している「エリシアS」をご紹介!その特徴や、注目すべき機能に迫ります。
「ハイブリッド型」の説明に入る前に、ここではクラウド型・レセコン一体型それぞれ導入した際のメリット・デメリットを調査してみました。
それぞれの電子薬歴にはどのような特徴があるのか見てみましょう。
クラウド型 | レセコン一体型 | |
---|---|---|
メリット | ・場所を選ばずに薬歴を チェックできる ・店舗間でのデータ共有が簡単 ・災害時などもデータが守れる |
・情報が一元管理されている (レセコン&薬歴の間でデータ共有がなされる) |
デメリット | ・インターネットが繋がらない場所 では使えない ・クラウド/レセコン別で情報を記入する必要がある |
・災害が起きた場合にデータが失われる可能性がある |
クラウド型 | メリット | ・場所を選ばずに薬歴をチェックできる ・店舗間でのデータ共有が簡単 ・災害時などもデータが守れる |
デメリット | ・インターネットが繋がらない場所では使えない ・クラウド/レセコン別で情報を 記入する必要がある |
---|---|---|---|---|
レセコン一体型 | メリット | ・情報が一元管理されている (レセコン&薬歴の間でデータ共有がなされる) |
デメリット | ・災害が起きた場合にデータが 失われる可能性がある |
前述したように、クラウド型と一体型には、それぞれに違った強みがあります。しかし、言い換えれば、どちらかにしかない機能やメリットがあるということ。その点、ハイブリッド型の場合は、それらのメリットを両方とも享受することが可能。まずはどれぐらいのメリットがあるかを見ていきましょう。
唯一、デメリットがあるとすれば、市場にまだ製品が少ないという点。そのため導入にあたっての選択肢が少なくなりますが、そのなかで納得できる製品を見つけることができれば、ハイブリッド型を選ぶに越したことはありません。
また、電子薬歴の導入や入れ替えをお考えの方には、「現在、一体型を使っているが、いきなりクラウド型に変えて大丈夫だろうか」「現場の薬剤師の方々はちゃんと使いこなせるだろうか」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そのようなニーズに応えるためにも、近年では「ハイブリッド型」の電子薬歴が注目されているのです。
ここでは、そんなハイブリッド型電子薬歴の中でも、お客様・従業員・経営者に対して三方良しの機能を持つシグマソリューションズの電子薬歴「エリシアS」についてまとめました。ぜひ参考になさってください。
クラウド型と一体型のそれぞれのメリットを両立させたハイブリッド型電子薬歴「エリシアS」は、タブレットとブラウザのどちらからでも簡単に入力が可能です。
各薬剤師の都合の良い端末を自由に選ぶことができるため、各々に合った方法で電子薬歴を使用することができます。また、クラウドを使うことで他店舗との情報共有が楽になります。
他には、「スクラム入力」という機能も開発しており、現在実装の準備中。具体的には、例えば事務の方がお休みされた際に、他の店舗の事務員の労働力を用いて、その欠員をカバーすることができる機能として利用できます。
クラウド機能を用いることで、店舗まで行かずにカバーし合えるのは、店舗運営を考えるうえでもうれしいポイントでしょう。
薬剤師の主な業務の一つである指導文作成および服薬指導。一般的な薬歴では、メーカーが用意した例文に少し手を加えたものを使うため、均一的なものしか作成できません。
「もっと患者さんに沿った指導文を作りたい…」、「でも業務量が増えるのはちょっと…」と思っている薬剤師の方々もいらっしゃることでしょう。その点「エシリアS」は、AIが患者属性と処方内容等から見える指導文を過去指導データからピックアップし、自由に編集することが可能。患者さんの傾向に沿って、まるでスマートフォンの予測変換のように、良く使う指導内容が表示されるので、業務を圧迫することはありません。
そのほかにも薬局の業務を効率的にする便利な機能が充実。「満足度が高いこと」「持続可能なこと」にもこだわって開発されており、使いやすさも実感できます。
ビッグデータを基に、自局と同じタイプの薬局(処方箋枚数・診療科が同程度等)を相対的に比較し、自局の弱みと強みを把握することができる機能。
そうすることで、他の薬局と比べて点数を高く取れているのか、取れる点数を見落としているのかなどを把握することが可能。経営者にとってみればぜひとも欲しい機能だといえます。
薬効の重複など処方薬の飲み合わせをチェックする代替薬ガイド。問題があれば監査結果部分で「エラー」が表示され、飲み合わせが問題ない同様の薬を確認することができます。
これにより、エラー時に、担当医に新しい薬を伺っていた従来の薬歴と異なり、薬剤師側から飲み合わせの良い薬を提案することを実現。病院への確認がスムーズになり、処方のミスを防ぐだけでなく、患者さんの待ち時間を短くすることにも貢献します。こういった小さな積み重ねが顧客満足度につながり、ひいては薬局の売り上げにも直結してくることでしょう。
「疾患推定サービス」は、ビッグデータから、薬の種類・患者さんの属性を基に、病名の可能性を推定する機能。推測される疾患名を可能性の高い順に表示。
患者さんとのやり取りや処方箋から病名を探っていた従来の手法と異なり、推定される疾患名を簡単に予測できるため服薬指導をよりスムーズなものにしてくれます。
会社名 | 株式会社シグマソリューションズ |
---|---|
所在地 | 秋田県秋田市卸町3-4-1 |
電話番号 | 018-864-1561 |
URL | https://www.sigma-sol.co.jp/products/elixirs/index.html |