電子薬歴メーカー比較3選【各38社掲載】 » 電子薬歴の基礎知識 » 電子薬歴の価格相場は?

電子薬歴の価格相場は?

電子薬歴の導入にあたって、どうしても気になるのはその価格。ここでは、電子薬歴の価格相場についてお伝えします。

電子薬歴の初期費用

タイプによって初期費用はさまざま

電子薬歴はメーカーによってさまざまなタイプがありますが、大きくオンプレミス型とクラウド型に分かれます。
前者はさらにパソコン自体に薬歴を保存するタイプと、薬局内にサーバーを設置するタイプがあります。

この中でも薬局内にサーバーを設置する場合は大がかりな機材の導入が必要だったり、端末や周辺機器がメーカー指定になることもあったりして初期費用がかさむケースがあります

いずれにしても電子薬歴の導入費用は非公開にしているメーカーがほとんどですが、おおむね100万円~200万円程度だと考えられます

もちろんこれより安くすむものもあれば高くなるものもあることを予め理解しておきましょう。

電子薬歴の月額費用

ランニングコストはどのくらい?

ほとんどの電子薬歴はランニングコストが発生します。

月額費用に関しても非公開にしているメーカーがほとんどですが、おおむね1万円~3万円程度といったところでしょうか。

ただし、端末を増設するごとに料金が上乗せしていくタイプと、何台端末を増やしても月額費用は変わらないタイプがあります。
そのあたりは導入前にきちんと確認しておきましょう。何台増設しても変わらないところは良いのですが、数台契約した結果、思わぬランディングコストが発生してしまう可能性があります。

ランニングコストはその費用だけ考えるのではなく、実際に導入してどれぐらい効率化がはかれたか、どれだけ時短になったのかという費用対効果を考える必要があります。
その上で得をしているのか損をしているのかを把握しましょう。

オンプレミス型・クラウド型・ハイブリッド型の費用の違い

オンプレミス型

オンプレミスは導入コストが比較的高くなる傾向にあります。システムを自社で構築することが理由として挙げられます。ソフトウェアとハードウェアを自社で用意する上に、ライセンスの取得も必要です。ソフトウェアのインストールやハードウェアも付属機器が求められます。そのため、導入費用が高くなりがちです。

運用も自社で行います。サーバも用意して管理し、メンテナンスや障害対応も全般行わなければなりません。そのため、システム担当者はシステムの熟知が求められます。外部業者に委託するとしても人件費が高くなりやすい点も注意が必要です。

クラウド型

クラウド型は初期費用が不要です。そのため、スタートする際、予算に余裕がない状況では導入しやすいのが特徴。物理サーバやハードウェアを自社で用意しなくてもいいのもコスト面ではメリットです。ただし、あくまで初期費用の部分だけですから注意が求められます。

クラウド型は従量課金制を取っている場合があるからです。月額コストは抑えられるかもしれませんが、使用量が増えるとコストが増える場合も。長期的に利用することを考えると、最終的にはコストが大きくなることもあります。

ハイブリッド型

ハイブリッドはオンプレミスとクラウド、それぞれのメリットを得られます。コストはオンプレミスとクラウドの中間からオンプレミスと同じぐらいです。クラウド部分に任せられる部分があるため、初期コストはオンプレミスのみより多少は抑えられます。

ただし、システムが複雑だと運用管理をするため担当者が必要となり、コストが増える場合もあります。

電子薬歴は導入費用・ランニングコストの安さで選ぶべき?

コスト面を考えると、初期費用を抑えたいならクラウド型がおすすめです。しかしこれは初期費用だけに注目した場合であり、長期的に見ると、オンプレミスやハイブリットのほうがコストは安くなる場合もあります。

オンプレミスはインフラ面で自社による構築と管理を行うため、カスタマイズ性の高さがメリットといえます。また、独自のハイレベルなセキュリティ対策も行えます。外部からの攻撃を考える上で有利ですし、利用制限も自由に調整できるのです。

ハイブリッドもオンプレミスとクラウドのメリットを最大限活かせます。記録した情報は、自社内のサーバ、またはインターネット上のクラウドにも保管できるのもメリットです。万が一、災害に巻き込まれてもデータを復元できる場合もあります。

電子薬歴の導入を検討する場合、価格以外の面もチェックしましょう。機能、使い勝手、セキュリティ面も踏まえ、クリニックに合った電子薬歴を選んだほうが得策です。また、コスト面に気を使う場合、IT補助金の対象になるかどうかも重要。補助金の対象となる電子薬歴であれば、コストの問題もクリアできる場合があるため、チェックしてみてください。

電子薬歴にも
IT導入補助金が適用される

IT導入補助金とは、中小企業・小規模事業者が自社の課題やニーズに合ったソフトウェアやクラウドサービス等のITツールを導入する際に支援される補助金です。

導入にかかる経費の一部を国が補助し、企業の業務効率改善・売上の向上を支援する制度で、最大450万円が補助されます。

電子薬歴にもこのIT導入補助金が適用されるため、電子薬歴を導入する際には、導入を検討している電子薬歴がIT導入補助金対象のITツールとして登録されているかを確認項目のひとつとしておくとよいでしょう。

まとめ

当然ながら調剤薬局の規模が大きくなれば端末の台数も増えるので、電子薬歴の導入費用は大きく変わってきます。

近年では薬局外でも操作入力ができることからクラウド型の電子カルテが普及しつつありますが、薬局内へのサーバー設置が不要など導入費用を抑えることができるのも大きなメリットといえます。
ぜひこれを機に、電子薬歴の導入を検討してみてはいかがでしょうか?

本サイトでは「クラウド型」「レセコン一体型」「ハイブリッド型」という種類ではなく、それぞれの薬局が何をもって電子薬歴を選ぶべきか、3つの観点からそれぞれの目的別に電子薬歴を紹介していますので、ぜひ自社に合った電子薬歴選びの参考になさってください。

電子薬歴のおすすめメーカー3選

薬局のタイプに合った
電子薬歴とは?

近年、薬局業界では業務効率化と患者対応力向上のため、電子薬歴の導入が進んでいます。ただし、薬局の形態によって最適なシステムは異なります。薬局を「病院前の薬局・地域密着型薬局」「調剤併設型ドラックストア」「在宅施設型調剤薬局向け」の3タイプに分け、それぞれに最適な電子薬歴をご紹介します。

【薬局タイプ別】
おすすめの電子薬歴システム3選

【薬局タイプ別】
おすすめの電子薬歴システム3選

近年、調剤薬局の形態も多様化しており、様々なタイプに分かれています。
ここではそんな薬局を以下の3タイプに分類し、それぞれにおすすめの電子薬歴をご紹介します。

地域に複数店舗を経営してる
薬局向け
エリシアS
エリシアS

引用元:シグマソリューション公式HP 
https://www.sigma-sol.co.jp/products/elixirs/index.html

便利な機能例

  • AIが自動で指導文の入力補助をしてくれる(特許取得)
  • 複数人が遠隔で同一の処方箋を入力できる(特許取得)
  • ビッグデータを用いて、監査にかかった薬品の同種同効薬を即確認したり、薬品名から推測される疾患名をサジェスト
多種多様な応需を素早く捌いて
一気に業務効率化できる!

エリシアS公式サイトで
無料デモを依頼する

エリシアSについて
電話で問い合わせる

調剤併設型
ドラックストアにおすすめ
Musubi
メディクス

引用元:メディクス公式HP
https://medixs.jp/

便利な機能例

  • AIによる在庫管理機能で、OCT薬と処方薬・医薬品と通常商品などを分かりやすく把握できる
  • 業務分析、収益分析、患者分析など各店舗の状況をクラウドに自動集計してレポートしてくれる
店舗の状態を可視化することで
データドリブンな経営ができる!

Musubi公式サイトで
無料デモを依頼する

Musubiについて
電話で問い合わせる

在宅施設型
調剤薬局 におすすめ
CARADA 電子薬歴
Solamichi
CARADA 電子薬歴 Solamichi

引用元:Solamichi公式HP
https://site.solamichi.com/

便利な機能例

  • 計画書や報告書、介護契約書をテンプレートから簡単に作成できる
  • タブレットで写真撮影→薬歴に保存→PCで確認できる
  • 施設の棲み分けや後発品希望など、患者を分かりやすく分類できる
外出先で使いやすいだけでなく、
丁寧な服薬指導ができる!

CARADA 電子薬歴公式サイト
で無料デモを依頼する

CARADA 電子薬歴について
電話で問い合わせる

PRページへのバナー