電子薬歴メーカー比較3選【31社掲載】 » 調剤薬局の経営面から見る電子薬歴にできること » 処方カスケードの原因と対策|電子薬歴で対応できる?

処方カスケードの原因と対策|電子薬歴で対応できる?

こちらでは、処方カスケードの基礎知識と起こる原因、対策、電子薬歴の導入による有効性について紹介しています。

 

処方カスケードについて

処方カスケードとは、ある薬を服用した際に生じた有害事象(副作用)が新たな病状として誤認され、それによって新たな薬が処方され、この過程が連鎖して続く状態を言います。

例えば、Aの医療機関で処方された薬を服用したところ体調に不調が現れ、Bの病院ではその症状を新たな病気と判断して別の種類の薬剤が処方される。さらに、その薬によって起きた副作用をまた別の病状と捉えてしまい、Cの医療機関ではさらに異なる薬が追加される状態です。 このように、副作用を独立した症状と誤認する状況が続くことで、治療が積み重なり、使用する薬の数が際限なく増えていく仕組みが形づくられます。

処方カスケードは、有害な多剤服用と呼ばれるポリファーマシーが起こる要因の1つであるともいわれ、非常にリスクの高い問題です。誤認・処方の連鎖が繰り返されることで、最終的には症状が重症化して救急搬送される事態に陥る可能性もあります。

処方カスケードが起こる原因は?

処方カスケードが起こる原因には以下のようなものがあります。

不要な薬が継続して処方されている

病状が安定しているかすでに治癒したにもかかわらず、不要な薬が継続して処方されているケースもあります。薬をやめるタイミングを計るのは難しく、急にやめるとかえって症状が悪化することもあるでしょう。しかし、不要な薬を継続して服用することによって健康上の問題が生じ、処方カスケードにつながる可能性もあるため注意が必要です。

服薬遵守がされていなかった

患者さんが医者の決定に沿った薬の服用をしていなかったため、医者が「薬の効果が出ていない」と誤認してしまうこともあります。この場合、医者は新たな処方薬が必要であると考え、薬の増量や追加により処方カスケードに至る可能性があります。新たな薬の処方を検討する前に、医師が患者さんの状況を把握することが大切です。

医師が薬の処方状況を把握していない

患者さんが複数の医療機関を受診している場合、薬の処方も複数行われている可能性があります。こうした状況下で、医療機関と薬局、また薬局間の連携がとれていないと、医師は薬の処方状況を正確に把握することができません。その結果、有害事象に対する誤認が生じ、処方カスケードにつながる可能性があります。

処方カスケードを防ぐための対策

処方カスケードを防ぐためには、以下3つの対策が有効です。

患者さんの服用状況を把握する

有害事象に対する誤認は、患者さんの服用状況を把握できていないことに由来します。医師が服用状況に対して誤った認識を持ってしまうことが、間違った処方の連鎖、処方カスケードにつながる可能性が高いです。そのため医師は、薬歴やお薬手帳、医療機関・薬局の利用の有無などを確認しながら、患者さんの薬の服用状況を正確に把握することが重要になります。

お薬手帳を活用する

お薬手帳は、患者さんの薬の処方状況を記録した手帳です。いつ・どこで・どのような薬が処方されたか、といった処方箋に関する履歴情報を一覧で確認することができます。お薬手帳を活用すれば、薬の飲み合わせや重複チェック、副作用、アレルギー、過去の病気の情報なども得られるため、処方カスケード防止に有効です。

服薬指導で薬物有害事象を確認する

服薬指導の際は、処方薬の効果や副作用の説明を行うだけでなく、患者さんに何らかの薬物有害事象があらわれていないかを確認するとよいでしょう。有害事象が確認できた場合、処方カスケードを食い止めることができます。服薬指導では、症状の原因が処方薬にある可能性を考慮しながら丁寧に確認することが必要です。

電子薬歴導入で対策はできる?

処方カスケードの防止策としては、電子薬歴の導入も有効です。電子薬歴は、処方歴、副作用歴、指導歴といった薬歴を電子データとして記録したもので、データを通じて患者さんの薬の処方、服用状況が分かります。システムによってはポリファーマシー対策機能を備えているほか、薬歴記載を楽にするだけではない、さまざまな便利機能を搭載している製品もあるため、気になる方は調べてみましょう。

調剤薬局の現場を変える
次世代の電子薬歴

操作性が格段に向上しただけでなく、AIの導入も進む現在の電子薬歴。多機能だけに、どのシステムが自局の目指す薬局運営に適しているのかの判断が難しくなっています。

当メディアでは、次世代の電子薬歴を徹底調査。 自局の目指す経営に適した電子薬歴システムを、わかりやすく解説します。

薬局の目指す経営別
「電子薬歴システム」3選

調剤薬局の現場を変える
導入すべき
電子薬歴システム3選

当メディアでは、AIによる自動の薬歴反映などの新しい機能を搭載した次世代の電子薬歴システムを調査。

これからの薬局が目指すべき経営の方向性、「加算指導の強化」「服薬指導の強化」「在宅指導の強化」を支援できる3つの電子薬歴システムについて徹底解説します。

加算指導・処方鑑査
を強化するなら
MAPs for PHARMACY DX
【EMシステムズ】
MAPs for PHARMACY DX

引用元:MAPs for PHARMACY DX公式HP https://service.emsystems.co.jp/maps_series/for_pharmacy_dx/

おすすめしたい理由
  • ハイリスク薬の副作用や観察項目がひと目で分かり、重複投薬・相互作用のチェック結果とあわせ、加算取得に必要な指導ポイントを確実に押さえられる。薬剤師の経験差による抜け漏れを抑え、全店で加算指導強化が実現
  • 自動の処方鑑査支援が、検査値に基づく投与量の妥当性や禁忌を自動チェックし、過誤の芽を早期に発見。監査の質を安定させながら負担も軽減でき、薬局としての安全性と信頼性の向上につながる。

公式HPから
デモの申し込みをする

服薬指導・服薬フォロー
を強化するなら
CARADA 電子薬歴 ソラミチ
【solamichi】
CARADA 電子薬歴 ソラミチHP

引用元:CARADA 電子薬歴 ソラミチHP https://site.solamichi.com/

おすすめしたい理由
  • 患者の年齢・疾患・併用薬などの背景を踏まえた服薬指導が自動で提示。飲み忘れ時の対応、生活上のアドバイスなど、多面的な指導パターンが複数提示されるため、経験に左右されない質の高い指導が実現
  • 服薬フォローでは、患者ごとに連絡が取りやすい手段(SMS・LINE)を選べるため、より確実な指導が実現。過去のやり取り履歴を踏まえたフォローが作成できる設計で、よりきめ細かな継続指導が行える。

公式HPから
デモの申し込みをする

介護・在宅指導
を強化するなら
Musubi
【カケハシ】
Musubi HP

引用元:Musubi公式HP https://musubi.kakehashi.life/

おすすめしたい理由
  • 在宅医療に特化した画面設計で、訪問時の患者情報確認が1画面で完結。画面遷移が少なく済み、患者との対話に集中しやすくなる。
  • 処方薬と頭書き情報を元に、栄養・運動・生活習慣など、在宅患者の暮らしのための健康アドバイスを自動で提示。訪問前に確認できるため、患者の生活環境や課題を踏まえた対話がしやすくなり、在宅ならではの支援につながる

公式HPから
デモの申し込みをする

PRページへのバナー