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電子薬歴を導入するメリットとデメリット

電子薬歴の新規導入を検討している薬局様、および既存の電子薬歴システムの入れ替えを検討している薬局様に向け、ここでは、電子薬歴のメリットとデメリットを中心に解説しています。

電子薬歴はどの程度普及しているのか?

厚生労働省が公表している「かかりつけ薬剤師・薬局に関する調査報告書」(平成31年3月)によると、薬局が導入しているICT(ネットを活用した各種ツール)の中でトップとなったシステムが電子薬歴でした。

同報告書によると、実に全体の83.6%もの薬局が、すでに電子薬歴を導入しているようです。

また、市場調査やコンサルティングを専門としている「株式会社シード・プランニング」は、薬局における電子薬歴の普及率は、2025年までに90.8%、2030年までに93.1%まで拡大すると予想しています。

数値の実現性は未確定ですが、少なくとも、今よりもますます電子薬歴が注目され普及していくことは間違いないようです。

まだ電子薬歴を導入していない薬局様、現状の電子薬歴の入れ替えを検討している薬局様は、以下にまとめたメリット・デメリットをしっかりと理解し、より自社に適したツールを検討していくようにしましょう。

電子薬歴を導入するメリット

電子薬歴を導入する主なメリットを3点ほど確認してみましょう。

入力業務の効率化

手書きやタイピングによる記録作業の負担が大幅に減るため、スタッフの情報入力作業における効率化が期待できます。

受付業務の効率化

患者の薬歴を簡単に抽出することができるようになるため、受付対応の時間が短縮されて業務が効率化します。患者においては、待ち時間の短縮にもつながります。

服薬指導の省力化

患者の薬歴カルテは、いわゆるSOAP形式と呼ばれるフォーマットに記入されることが主流となっていますが、電子薬歴の場合、製品ごとにSOAP形式に対応しているため、服薬指導の省力化や、指導の質の安定化が期待できます。

調剤ミスの防止

電子薬歴にはサジェスト機能やアラート機能が搭載されているため、前回までの処方と内容が異なった場合には、自動的に通知がなされる仕組みとなります。また、医薬品の規格や適用対象が変更となった場合でも、同様に通知がなされるため、調剤や処方のミスの未然防止に役立つことでしょう。

加えて、電子薬歴システムのコメント機能を活用すれば、他の薬剤師に対して情報の引継ぎを行うこともできます。

電子薬歴を導入するデメリット

電子薬歴を導入する主なデメリットを3点ほど見てみましょう。

コストや労力の問題

選択するシステムにもよりますが、導入には初期コストが発生します。また、スムーズに操作できるようになるまでに相応の時間を要することも周知しておく必要があるでしょう。

PCやネットワーク関連のトラブル

安定的にシステムを運用できる状態になったとしても、PCの故障やネットワーク障害などのトラブルが発生した場合、システムによっては、緊急でアナログ対応するしかないこともあります。

セキュリティの問題

電子データである以上、故意または過失による情報漏洩や、災害によるデータ逸失などのリスクがあります。

【まとめ】デメリットを理解した上での高普及率

メリットの大きい電子薬歴ですが、上記の通り、デメリットがあることも忘れてはなりません。ただし、多くの薬局関係者がそれらのデメリットを理解した上でも、すでに全体の83.6%もの薬局が電子薬歴を導入しているという事実にも目を向けるべきでしょう。

本サイトでは、各薬局に適した電子薬歴の選び方を「3つの観点」から解説しています。電子薬歴の導入やツール変更をお考えの薬局様は、ぜひ以下のページをご参照ください。

薬局のタイプに合った
電子薬歴とは?

近年、薬局業界では業務効率化と患者対応力向上のため、電子薬歴の導入が進んでいます。ただし、薬局の形態によって最適なシステムは異なります。薬局を「病院前の薬局・地域密着型薬局」「調剤併設型ドラックストア」「在宅施設型調剤薬局向け」の3タイプに分け、それぞれに最適な電子薬歴をご紹介します。

【薬局タイプ別】
おすすめの電子薬歴システム3選

【薬局タイプ別】
おすすめの電子薬歴システム3選

近年、調剤薬局の形態も多様化しており、様々なタイプに分かれています。
ここではそんな薬局を以下の3タイプに分類し、それぞれにおすすめの電子薬歴をご紹介します。

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