このページでは、AIを搭載した電子薬歴システムを紹介。製品の特徴やAI搭載によるメリットをまとめているため、電子薬歴システムを選ぶ際の参考にしてください。
株式会社MICINは、医療機関を退院した患者が薬局で薬の処方を受ける際、薬剤師の服薬指導会話からAIが薬歴文章を自動で作成する「Karin by MICIN」を開発。薬局・薬剤師向けのβ版を限定的に提供開始しています。
Karin by MICINを開発するにあたり、株式会社MICINが薬剤師を対象に独自調査(※)を行ったところ、約80%もの薬剤師が「服薬指導をした直後に薬歴を記入する時間がないので後でまとめて記入している」と回答。また、「後で入力すると内容を思い出すのに時間がかかる」として、約75%弱の薬剤師が薬歴残業を行っていることも明らかになっています。
こうした現場の声から、株式会社MICINは薬歴入力時間の削減と薬歴入力の心理的負担の軽減、個別の状態に応じた継続的な服薬指導および薬歴管理が可能なサービスの提供が必要として、Karin by MICINの構築へと至っています。
参照元:株式会社MICIN
(https://micin.jp/news/8719)
Karin by MICINは服薬指導会話をもとにAIがSOAP形式で薬歴文章を自動的に作成するため、薬歴入力において負担となっていた「思い出す」「考える」「書く」を短縮することが可能。服薬指導終了時には薬歴文章のベースが完成しているため、あとは薬剤師が必要に応じて補足して薬歴にコピーするだけ、と利便性の高いシステムとなっています。
単純に会話を文字起こしするのではなく、医療会話のみをAIが抽出して要約を端的にまとめてくれるため、読み返しやすいのも嬉しいポイントです。また、薬歴入力の負荷を軽減するのはもちろん、窓口での記録作業を削減して患者ファーストの医療体制の推進を図ることも可能。患者個別の薬歴を充実させることにより、細やかな薬歴指導や管理にもつながり、行政指導にもスムーズに対応できるようになるのが魅力です。
株式会社グッドサイクルシステムは、電子薬歴と連動して需要を予測し、AIが自動で発注を行う薬歴連動自律型医薬品在庫管理システム「R2-AI」のリリースを開始しています。
開発のきっかけは、これまで立地依存だった薬局が、広域の処方箋に対応可能な調剤薬局の増加により、「門前」から「かかりつけ」へと変化していること。これまでは門前の医療機関が処方する薬剤をストックしておけばよかったのに対し、かかりつけ薬局になるために今まで以上の在庫品目・在庫数を扱う必要があり、薬局における在庫管理難易度が上がっています。在庫管理にかかる手間やコストが増加し、さらに経験や勘に基づく発注では欠品リスクや不良在庫を発生しかねません。
効率的な薬局経営に必要な医薬品在庫管理のDXを実現するシステムとして、薬歴連動自律型医薬品在庫管理システム「R2-AI」の開発に至りました。
R2-AIは株式会社グッドサイクルシステムが提供する電子薬歴「GooCo」と連動し、需要予測および処方実績のAI学習による自動発注を可能にしています。自動発注により店舗スタッフの在庫管理にかかる時間を大幅に削減でき、次回来局日を電子薬歴に登録しておくことで正確な需要予測も実現。
処方実績のAI学習によって医薬品単位での発注方法の自動設定も行え、個人の経験や勘に頼らない発注もできるでしょう。また、同一企業内での不動在庫融通も自動で行えるため、不動品を未然に防げるのも魅力です。
近年、調剤薬局の形態も多様化しており、様々なタイプに分かれています。
ここではそんな薬局を以下の3タイプに分類し、それぞれにおすすめの電子薬歴をご紹介します。
引用元:シグマソリューション公式HP
https://www.sigma-sol.co.jp/products/elixirs/index.html
便利な機能例
引用元:メディクス公式HP
https://medixs.jp/
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引用元:Solamichi公式HP
https://site.solamichi.com/
便利な機能例